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NHK受信料は『合憲』?

-矢野ブログ , 弁護士ブログ

2018.02.21

 

Q 去年、ニュースで見た「NHK受信料『合憲』」ってどういうことなんですか?そもそも「合憲」って何ですか?

 

A

「合憲」という言葉、最近よく目にすると思います。
NHKの受信料の問題以外でも、例えば、国会議員の選挙(いわゆる、一票の格差)でも「合憲」、「違憲」という言葉が使われていると思います。

 

「合憲」とは簡単にいうと、憲法に違反していないこと、をいいます(憲法に違反する場合を、「違憲」といいます。)。

法律であっても、憲法に違反すると判断されれば、無効となるのです(憲法第98条1項)。

 

 

そして去年、最高裁判所では、放送法第64条1項の規定が憲法違反なのではないか、ということが争われ、憲法に違反しない(合憲)と判断しました。

 

放送法第64条1項
「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。」

 

どうしても、ニュースを見ると、受信料を支払うかどうかに注目してしまいますが、裁判所が何をどう判断しているのかというところに注目してみるのも良いかもしれません。

 

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