建設業法Q&A 第5回 ~公共工事と民間工事はどう違うのか?~
-矢野ブログ , 弁護士ブログ
2018.03.21
弁護士の矢野です。
今回も、建設業法について、Q&A形式で紹介します。
Q 公共工事と民間工事ってどう違うんですか?法律も変わってくるんですか?
A
公共工事の入札や契約を行うのは、国、特殊法人等、地方公共団体(市町村)です(公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律)。
どのような法人(団体)が特殊法人にあたるかは、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律施行令 第1条に詳細に定められています。
そして、公共工事の請負契約について、さらにその公共工事に関して下請契約が企業間で締結されている場合には、その下請契約も公共工事にあたることになります(建設業者の不正行為等に対する監督処分の基準)。
公共工事に関する法令(法律、規則、施行令など)は数多くある(例えば、上記公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律の他にも、公共工事の品質確保の促進に関する法律など)ため、公共工事の場合には、それらの法令にも対応していかなければなりません。